ウォルナット柾目材

ウォルナット 柾目

ようやく出番を迎えた ウォルナット柾目材。

普段のサイズの家具には 少し厚みが足りないので
「いい樹だなぁ」と思ってはいましたが
なかなか機会に恵まれずにいました。

修業時代に先輩から教えられた事ですが
「材の方から呼んでるから。それを探しなさい」
と言われた事を思い出しました。
「材料なんか目を閉じて選んでも たいして変わらない」
とか言う人もいますが 僕はそうは思いません。 
呼ばれたらね ワクワクしますよ。そりゃもう。

久しぶりに 漆(うるし)を塗ります。
色々と習いましたが もう5年以上も塗っていないので
忘れている事も多々ありそうな気がします。
僕なりの塗り方を目指して進めていきたいと思っています。
黒光りする様な塗り方ではなくて ナチュラルに塗りたい。 
漆を塗るというだけで 仕事として成立するくらい
その塗装は とても奥の深い事です。
正しい塗り方というか 工芸のルールというものがあります。 
塗師さんから見れば あり得ない塗り方かも知れません。 
それは理解しているつもりです。
ただ 僕は伝統を守りたくてやっている訳ではないし
作ったものをコンテストに出品したい訳でもありません。
使う人に喜ばれる事がゴールです。
かぶれないといいです。
体質なのか 一度もかぶれた事は無いですが、ちょっと怖いです。
考えても仕方がないですね。
がんばります。

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