テーブル

「展示品と同じものを」と ご依頼頂いたテーブル。

テーブル ナラ

色が違いますが 同じナラ材。
右が新しく作ったもの。
お手入れを重ねて頂くと 左の様なアメ色になります。
日々使っていると気付かない程 ゆっくりと変化を重ねます。
無垢材の家具を作る意味の1つだと思っています。

展示品は、修業時代 初めて自分で図面を書いて作ったもの。
仕事のあと 夜に作っていました。
もう6年前とか それくらいになるんじゃないかと思う。
気の長い変化ですが 6年経つと こうなります。

修行時代 生活の中で使っていた家具です。
キズもあります。
初めて作ったテーブルなので 微妙な部分もあります。
そう悪くはないですが、今より下手です。
下手なテーブルを展示するなんてどうなの?という話ですが
現在お届けする際には 展示品以上のものをお届けできる訳なので
別に良いんじゃないかと思って 展示しています。

もらった図面通りに作る事が 日々の仕事だった中で、
自分で図面を書いて製作する事に とても新鮮さを感じたのは
今でも 鮮明に思い出せます。
楽しくて仕方なかった様に思う。

家具の経年変化と同じくらい
それくらいゆっくりと 僕の技術も向上しているはずです。
自分では気付かないくらい ゆっくりと。
そうじゃないと 毎日 何してるのか 分からない。

さて 明日もがんばろ。向上していると信じて。
今日の僕を ほんのわずか 上回るために。

Studio

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